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2014-08-15 C86夏コミ&となコス 2日目 [2次元@アニメ/コミックス感想]

初日の快晴とはうって変わり本日は曇天。まるで寝不足で思考低下した俺の脳をトレースしたかのようなスッキリしないお天気です(意味不明)。

ところで、晴天より曇天の方が影が和らぐため、ポートレートには向いているなんて話がありますが、どうなんでしょうね。太陽にほんの薄く雲がかかっている場合は確かに撮りやすいというか、写真が奇麗に仕上がる印象があります。しかし、今にも雨が降り出しそうなレベルのどんよりとした曇り空の場合はむしろ難しい気がします。光が弱すぎて全体的な輝きが減ってしまうんですよね。それをカバーするにはカメラマン側に相応の経験と技術が必要なわけですが、残念ながらそのどちらも無い私の場合、本日のような曇天だとついおよび腰になってしまいます。と、泣き言というか、言い訳をしても始まらないので、となコスとコミケの2日目の写真を紹介。

最初に撮影したのは東京ミュウミュウから桃宮いちご@七瀬りなさん。そして藍沢 みんと@えにゃさん。うん、二人ともめっちゃカワイイですね。OPの歌詞じゃありませんが、Doki☆Dokiしちゃいますね。結局のところカメラマンの技量は関係なくカワイイ娘はカワイイという真理。






























続いてはラブライブから南ことり@ひめこさん&園田海未@まひるさん。こちらも素敵です。


























キルラキルから纏流子@レナさん。あいかわらずの迫力です。無星の俺には仰ぎ見ることしか出来ない。我が師匠まさし氏がスタジオばりの照明セッティングをされている間に弟子の俺がすかさず撮影。








満艦飾マコ@ろべりたさん。マコの制服は白色と青色のさわやなか色で大好きです。マコらしく色々と動いてもらって撮影。でも俺の腕が追いついていないのが悲しい。ジャンプの撮影って室内だとかなり難しいですね。でも楽しげな感じにはなったので満足しています。








さて、ここからはコミケ会場で撮影したレイヤーさんを紹介。
まずはラブライブの西木野真姫チアガールver@kurehaさん。チアガールと言えば、両手のボンボン。猫じゃらしに反応する猫のように、男はこのボンボンに無条件に反応します。それを持っているのが美女であればなおさら。当然の成り行きとして彼女の周りにはものすごい人だかりが出来ていました。






続いて、ローアングル上等の初音ミク・・・でいいのかこれ?とにかく凄いインパクト


任天堂が誇るワリオ、マリオ、ルイージのお三方。




ラブライブから真姫の節分編覚醒ver@あろえりーなさん。なんてキュートな鬼なのでしょうか。彼女が鬼だとしてもこんな可愛い鬼に豆は投げられません。というか、むしろ俺にマメを投げつけてほしい。刮目せよこれが日本の節分だ(支離滅裂)








モーハンでよろしいでしょうか。実はゲームやったことないけどあまりにカッコイイので撮らせて頂きました。




そして最後にして本日最大のインパクト、弱虫ペダルから御堂筋君と京都伏見高校の面々。それにしても御堂筋君の顔つきを再現できるヒトが現実にいたとは驚きです。その舌の長さといい、ある種の天才を見た。






以上、コミケ&となコスの2日目の写真でした。3日目?あ、ちょっと体力的に無理なのでお休みしました。

2012-11-22 新劇場版ヱヴァンゲリヲンQのパンフ(通常版)の感想 [2次元@アニメ/コミックス感想]


所用で都内に出向いた帰りに有楽町の映画館で観てきました。
本作の感想や考察についてはまだ未見の方も多いと思いますので劇場公開終了後にでもしようかなと考えております。というわけで本日は劇場で販売されていたパンフレット(通常版)の感想でも。

今回、映画館の販売店には通常版と豪華版という2種類のパンフレットが用意されていました。通常版は800円。豪華版は1500円。お値段に倍近い差があるので、パンフの内容や仕様についてどれほどの差があるのか気になるところです。しかし、ネタバレ回避の為、どちらも青いビニールカバーで封印されており、手に取って吟味することはできません。「迷ったらとりあえず高い方を買え」というのがこの手の商品の鉄則。ならば豪華版を買うしか・・・と豪華版に手を伸ばしかけましたが、結局買ったのは「通常版」の方でした。というのも私はただのミーハ。生粋のエヴァ好きと自称するほどではありません。そんな私にとって1500円もする豪華版はちと高いい・・・というのは若干、嘘です。はい。実は上映まで時間がありすぎてパチスロに手を出して散在してしまったのです。お金に余裕がなくて通常版しか買えなかったというのが実状。グスン。わ、笑えば良いと思うよ。

さて、そんな通常版のパンフレットの内容ですが、実は「新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Q」+同時上映の「巨人兵東京」に現る」の2部構成になっています。表面(左開き)が「新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Q」のパンフで裏面が「巨人兵東京」に現る」のパンフになっています。まずは肝心の「新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Q」のパンフ構成を紹介。
■表紙:シンジとカヲルのツーショット。
■0p(裏表紙):本作についての序文。
■1p~3p:本編のカット集。
■4p~15p:主要キャラ+新キャラの14名のインタビュー集。キャラの設定資料画が少々。
■16p~17p:再び本編のカット集。
■18p~21p:エヴァ等の設定資料。
■22p~24p:再び本編のカット集。
■25p:主題歌「桜流し」の歌詞・・・。
■26p~27p:スタッフクレジット・・・・・・。
■28p:次回の予告(文字のみ)・・・・・・・。
後半の26p~28pについてははっきりいって手抜き。読み飛ばしてくれと言わんばかりの内容。しかし、それ以外のページについては概ね満足。声優さんのインタビューは興味深い内容で楽しめましたし、断片的ではあるものの、本編のカット集は鑑賞後に急速に薄れていく記憶を補完するにはかなり役に立ちました。
続いて裏面の「巨人兵東京に現る」については以下の構成。
■0p:本編のナレーション前半
■1p~3p:本編のカット集。
■4p:巨人兵の設定資料画。
■5p:本編のナレーション後半と、カット集。
■6p:スタッフクレジット。
以上になります。調べて見ると豪華版のパンフにはこの「巨人兵東京に現る」が載っていないらしいです。林原めぐみさんのナレーション全文についておさらいしたい方はこちらを購入するのもありかも。

ところで気になる豪華版の方ですが、ネットを徘徊したところ豪華版は通常版よりも声優さんのインタビューや設定集が充実している模様。お値段の差=内容の差になっているようです。コアなファンなら豪華版を買うのが正解ということですね。とはいえ、映画を鑑賞した人がみなコアなファンでもないと思います。映画鑑賞後の「余熱」を「それなり」に感じたい方や、映画鑑賞の記念に買うという理由であるなら通常版でも損はないのではというのが私の感想でございます。

2012-04-11 『Fate/Zero』2ndシーズン開幕と801(矢追)的なにか。 [2次元@アニメ/コミックス感想]



Fate/Zero』の1stシーズン終了から4ヶ月。ようやく2ndシーズが開幕しました。変態元帥ことキャスターにより冬木市に現界した海魔。ボス然としたその巨獣に果敢に立ち向かうセイバーさん。王としての在り方をイスカンダルにダメ出しされて悄然としていたセイバーさんが、それまでの鬱憤を晴らすかのように勢いよく水面を駆け抜け、いざ海魔を倒さんとする飛び上がるシーン。さあ、これからセイバーさんのターン!と誰もが期待と興奮でテンション最高潮になったところで唐突に終わってしまった前回。週刊少年ジャンプも真っ青の強烈なヒキにみなさん懊悩焦慮したのではないでしょうか。次回は4ヶ月後に再開という告知には原作を既読の自分ですら「不完全燃焼なんだよ?そうなんだろ?そうなんだろって~♪」と神様ドォルズの主題歌を口ずさんでしまうほど。「ゼロに至る物語」というキャッチコピーに反し、回を重ねるごとに魅力が乗算されていった作品でしたので、この4ヶ月の中断は辛かった。お預けをくらった犬のごとく悶々とした日々を過ごしていましたがようやく満を持しての「再会」です。期待と若干の不安を抱きつつ放送された第十四話を視聴。

航空自衛隊の戦闘機F15の2ショットからセイバーさんが海魔を一刀両断するシーン。のっけから前回と同等、いや、より緻密でスタイリッシュな作画。そして劇場版もかくやという迫力に興奮を覚えつつ期待を裏切らないクオリティに安堵しました。間を開けたTVシリーズの場合、新規の視聴者を取り込もうと前回のおさらいを挿入したりしてこれまでの勢いを削ぐ場合がありますが、そんな愚を犯すこともなく、前回からのテンションとスピード感を上手くを引き継いでいました。前回を未見で、いきなり2ndシーズンから視聴した方はジェットコースターに途中乗車したような気分を味わったのではないでしょうか。

それにしても新オープニングが流れる前の雨生龍之介の台詞が秀逸です。迫り来る海魔を仰ぎ見て歓喜の声をあげる龍之介。「主はいませりィ」と叫びますが賛美歌の「主は来ませり」にも聞こえて、ようやく待ち望んだモノが来たぜ!という視聴者の気持ちをまるで代弁しているかのようでした。

無限再生する醜怪な海魔に苦戦するセイバーやライダー。魔道士の歪んだ矜持を持つ時臣と変容した正義感に蝕まれた雁夜の対峙など見所の多い30分でした。短い時間ながら全力投球、一気入魂といった感じです。そんな中でも今回特に制作陣が力を入れていたのは金満王ギルガメシュッと暗黒騎士バーサーカの空中戦でした。アフターバーナ吹きっぱなしで急加速、急旋回するF15J。最大速度マッハ2.5を誇る戦闘機がバーサーカーの魔力によりさらに強化。機体の性能限界を遙かに凌駕したスピードで金満王を攻め立てる。そして凶悪な追尾性を得たAIM-7「スパロー」ミサイルが火を噴く!しかしそれらをなんなく躱す金満王ギルガメッシュ。雲海の狭間で飛び回る両者。マクロスを彷彿とさせる流麗かつダイナミックな空中戦の描写は息を飲むほど迫力がありました。今回傍観するだけで特に活躍の場がなかったランサーさんも同じ感想を抱いたのではないでしょうか。

というわけで、いささか唐突ながら今回最も目を惹いた空中戦にて活躍したギルガメッシュの飛行体「ヴィマーナ」について801(矢追)的に語りたいと思います。ヤオイではなくオカルト研究家の矢追純一的ですので、別の意味で期待された方がいましたら先に誤っておきます。すんません。今月のヤングエースの付録「男だらけのポスター」を手にして途方に暮れていたときから考えていたネタで、ここから先は中身がいつにも増してゼロな上に出鱈目だらけなので寛容な方だけお付き合いください。


さて、劇中でF15戦闘機のパイロットから「UFO」と呼ばれていたこの「ヴィマーナ」実に興味深い代物です。三角錐形状のそれは現代から古代までの武器が乱舞する『Fate/Zero』の中でも異質な存在でした。展開したエメラルド色の両翼のデザインは有機的ながら未来的で、歴史&魔法ファンタジーの乗り物というよりも宇宙SFモノの世界のそれでした。まさに銀河の果てまで飛んでいきそうな宇宙船の雰囲気。古今東西あらゆる神秘的遺物「宝具」の宝庫ゲート・オブ・バビロンとはいえ「宇宙船」はないんじゅないの?と思った人も少なからずいるのではないでしょうか。しかし古代の遺物や残されたリリーフ、あるいは文献の中には「宇宙船」としか思えない存在が見え隠れしているのは紛れものない事実。トルコの遺跡にて発掘された3000年前の物とされるロケット型の模型、コロンビアにて発掘された黄金スペースシャトル。日本では古事記に登場する天の羅摩船がUFOではないかと言われています。また有名な遮光器土偶などはその形状からして宇宙服を着用した人にしか見えず、それは同時にUFOの存在を暗に示唆しているとも言えます。古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』と「マハーバーラタ」に記述されいる「ヴィマーナ」もまた現代の飛行機の性能を凌駕するオーバーテクノロージー的記述があり、外宇宙由来の飛行体と言う説もあるとかないとか。

そしてギルガメッシュとの関わりですが、古代シュメール王朝の伝説的な王ギルガメッシュと女神イシュタルの神話に垣間見ることが出来ます。ギルガメッシュへの片思いをこじらせてヤンデレ化したイシュタル。「天の雄牛」を地上に使わしてギルガメッシュの民を襲うものの、結局ギルガメッシュによって撃退される話ですがこの話に登場する女神イシュタルは発掘された像を見ると、頭部のヘルメット形状や背に生えた翼などから女神というよりも宇宙人ではないかとも言われており、仮にそうであれば「天の雄牛」はUFOだったとも考えられます。そしてこの戦いによって鹵獲したのが今回の飛行体ヴィマーナというわけです。設定画を見ると、両翼展開時における左右の先端構造は牛の角に見えなくもない。ちなみにシュメール人は歴史上最初に「竜」信仰を始めた民族とされています。そしてこの竜もまたロケットやUFOなどの宇宙的飛行体が変化したものではないかという説もあり、翻って彼らもまた宇宙からの来訪者だったのではないかとも考えられています。空想上の生物と思われていた竜が宇宙的存在とされるのには違和感を覚える方もいるとは思います。ところが驚くことに竜=UFOであるという証拠が意外な事に我々にとって身近な漢字に残されている事にお気づきでしょうか。例えば「籠」あるいは「篭」という漢字。物を入れる半球状のカゴになぜドラゴン(竜)という文字を使ったのか。文字の成立からして冠の「竹」を使用するのは納得です。編み「カゴ」といえば当時も今も竹は一般的。しかしその下に竜を使う必然性はありません。しかしその形状を思い浮かべるとさもありんと首肯するはず。そう。ひっくり返したカゴの形状は目撃報告のあるUFOのそれではありませんか。

なんだってー!byマガジン編集部。



・・・・というわけで『Fate/Zero』2ndシーズン開幕と801(矢追)的なにかでした。
実のところオカルトは門外漢ですが、以前読んだ高橋克彦著「竜の棺」を思い出しながら書いてみました。


竜の柩(1) (講談社文庫)

竜の柩(1) (講談社文庫)

  • 作者: 高橋 克彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/15
  • メディア: 文庫



Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)

Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)

  • 作者: 虚淵 玄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 文庫



ヤングエース 2012年 05月号 [雑誌]

ヤングエース 2012年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2012/04/04
  • メディア: 雑誌



2012-03-31 ギリシャ危機と聖闘士星矢Ω [2次元@アニメ/コミックス感想]

バブルの崩壊から長らく青息吐息だった日本経済を尻目に、EURO圏の好調ぶりをアピールした2004年のアテネオリンピック。たった8年前の出来事ですがあの頃の輝きは今は昔。財政の粉飾を暴かれ経済的信用不安を招いたギリシャはいわゆる欧州ゾブリン危機のきっかけになってしまいました。現代において国の財政はどこも赤字。国の信用によって国債を発行してなんとか運営しているのが実情ですが、この信用が崩れると一大事。貸し手がいなくなりいとも簡単に国家は破綻してしまいます。特にEUROはひとつの国ではなく同一通貨を使用する加盟国全体で信用を得ています。その一端でも破綻すればそれはすなわちEUROの破綻と同義。スペインやイタリアなどの他の財政赤字国も国債が発行できなくなり共倒れになってしまいます。これはいかんと今月大量の資金を投入してなんとかギリシャのデフォルトを回避しましたが、そのダメージは深く、資金を受け入れたギリシャはその引き替えに今後緊縮財政を強いられ貧乏暮らし確定。資金を供出した他の国も国民からの理解は得られておらず、内外でギクシャクした嫌な雰囲気が蔓延。お互い手を取り合って豊かになりましょうというEUROの理念はマンガ絶望先生で言うところの「共同幻想」でしかなかったというわけです。そしておそろしい事にこの危機は完全に回避できたわけではなくまだ煙は燻っており、いつ再発火してもおかしくないということです。これは日本も対岸の火事だと傍観できるものではなく、貿易国である我が国にとっても重要な問題で、今後もギリシャの動向は注視しなくてはなりません。

とまあ、経済事情に疎い自分がネットを駆使してそれらしく語ってみましたが、言いたいことはつまり、ギリシャが危機だって事です。ええ、大事な事なのでもう一度言いますが、ギリシャが危機なんです。そんな時に我々が思い出さなければならないのは一つ。

そう。かつてギリシャや世界の危機に立ち向かった戦士たち。聖衣に身を包む聖闘士(セイント)の存在でございます。というわけで4月1日からテレビアニメシリーズとして放送が始まる「聖闘士星矢Ω」前回のテレビシリーズから実に23年ぶりに新作の登場です。当時小学生だった自分もいつのまにかおっさんに。月日が経つのは早いですね。風呂上がりの身体に漂う湯気をコスモ(小宇宙)と呼んでドヤ顔になったり、縄飛びをぐるぐる回してネビュラチェーンと叫んでいたのは良い思い出。今回の聖闘士星矢Ωがどんなアニメになるか現時点ではよく分かっておりませんが、とりあえず前回の主人公である星矢とヒロインのアテネ(沙織)は登場することが確定。そして序盤の真のヒロイン、蛇遣い座のシャイナさんが出ることが分かり歓喜。今回最も注目する春アニメになりました。

ちなみに下記の雑誌を購入しました。なんと今後あの海蛇座(ヒドラ)の市が意外なかたちで登場とのこと。
やべー楽しみ過ぎる。

聖闘士星矢ぴあ (ぴあMOOK)

聖闘士星矢ぴあ (ぴあMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2012/03/29
  • メディア: ムック


TV視聴後の追記。続きを読む


2012-03-08 娚の一生 [2次元@アニメ/コミックス感想]

小説、新書、文芸、雑誌、参考書など多種多様なコーナがある書店の中で、これまで一番立ち寄りづらかったのが少女コミックスのコーナーでした。同じコミックスというカテゴリーながらそこに「少女」という冠が付くことで途端に別世界に感じる不思議。本来漫画のおもしろさに「男子」「女子」という括りはありません。面白いモノは連載されるというのは「バクマン」における佐々木編集長の言葉ですが、面白い作品は男女に関係なく読まれるのが道理。表向きには男子向けであろうが、女子向けであろうが面白いモノは面白いのです。ならば「少女」コミックスのコーナに立ち寄り、至極の名作に手を伸ばすのは一漫画好きとしての使命でもあります。
しかし難しい。なぜか。

コミックスは手に取った作品によって「嗜好」、「嗜癖」、「偏愛」と言ったモノを他者から簡単に悟られてしまうものです。一見すると作品の内容が分からない小説の表紙などに比べて、コミックスの表紙は描かれた絵の傾向によってある程度その人の好みを推測することが可能です。それが故に書店においては他者の手にしたコミックスについて見てみないフリをするというのが暗黙の了解でした。少年がきわどい青年向けのコミックスに手を伸ばしても我々は目を伏せ、我々が腰を屈め少年向けコミックスを手にしても彼らは否とは声に出さない。お互い向けるべき視線は横ではく正面の本棚。それが書店におけるルールです。

しかし、これは「男子」の中に敷かれたルールです。たとえ同様のルールが「少女」側にあったとしても、それを知る術は男子にない。知らない、分からないというのはある種の恐怖であり、少女コミックスを手にした瞬間、そばにいる少女達に「視られて」いるのではないかと感じてしまう「自意識」が少女コミックスを手にすることの難しさになっています。それはただの自意識過剰だよ、と笑えるようになったのは変態紳士として成長した30代になってから。それまではどうしても躊躇せざるを得なかった。

とまあ、相変わらず長い上に中身のない前置きを述べたところで、本日は女性向けコミックスから『娚の一生』の紹介を。インターネットによる流通革命により男子でも女子の視線を気にせず少女コミックスを購入できるようになりました。書店で購入を躊躇われている方にはネットでの通販もありだと思います。

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)



タイトルですが『甥の一生』ではなく、『娚の一生』です。鞄と靴並みに似ていますので注文される場合は注意が必要です。といってもAMAZONでは『甥の一生』でも検索できるんですけどね。アフェっぽいですね。まあ、アフェなんですが。

さて、内容をざっと紹介すると、30代半ばの「つぐみ」さんが主人公です。キャリアウーマンで美女。しかし不器用な性格が災いして独身。人生に疲れてしまった彼女は祖母の遺産として継いだ田舎の一軒家であえて孤独な生活を望みます。しかしそれは突然現れた謎の男によって乱されます。飄々とした男によってなし崩し的に同棲を開始した彼女。男は祖母の元愛人なのではないかという疑惑もあり、波乱含みの未来を予感させます。しかし翻弄されつつも、どこか憎めないその男に次第に心が惹かれていきます。
・・・・これだけですとさほど印象に残らない恋愛モノにも感じますが、驚くべきはその男の設定。

なんと50代の白髪おっさんでございます。

うん。すごいぜ女性コミックス。恋愛漫画の一つの到達点を視たと言っても過言ではありません。世の中にはおっさんスキーな人がいるとは聞いておりましたが、まさか50代の男性を恋愛対象とした漫画が存在するとは思いませんでした。

しかも特殊な性向をターゲットにした変わり種と言うには早計で、このおっさん、一般的な恋愛対象になるキャラとして成立しているんですよちゃんと。50代の男のイメージというと包容力はあるが、生臭い島耕作的なイメージか、あるいは家庭と仕事に疲弊した男のイメージが強いですよね。ところが、この作品のおっさんはどこか浮世離れしたファンタジックな雰囲気を醸し出しており、「生臭さ」も「哀愁」もほとんど感じないのです。白髪で、ほうれい線があり、首筋に至っては張りの欠片もない。それだけだとただの枯れたおっさんです。しかし切れ長の瞳は淀みがなく理知的で、タバコを挟む指は長くしなやかでセクシー。性格は冷淡なようで実は少年的な熱い気質も持ち合わせており、また関西弁のせいか説教臭い台詞を口にしても妙に愛嬌があります。全体として若くはないが、男としての魅力は今なお健在といったキャラに仕上がってます。あ、あとツンデレだし。むしろ「生臭さ」と「哀愁」を漂わせて老成しつつあるのは、女性であるつぐみさん側だったりします。

この作者の巧みなキャラ造形によって読者は主人公つぐみさんととおっさんの歳の差についてあまり気にならなくなってしまうのです。いや、歳の差は気になってもそれを上回る魅力によって許容してしまうのです。

さて、あまりおっさんの魅力について語ってもなんですのでここからは変態紳士としての感想を。

まずは主人公のつぐみさんですが、エロイです。悶絶すること間違いなし。
長い黒髪を後ろに纏めているつぐみさん。その黒髪を纏めるバレッタやシュシュがころころと変わるのがエロイ。男性漫画ではポニーテールやツインテールなど髪型に重点を置くわりにはあまりこの辺りの小道具に気を使っていない。しかし、この小道具が女性の生活感をより際だたせており、それを垣間見られることに背徳的な気分に浸れることができます。次にエロイのがその表情。内面の葛藤を押し殺した時の井戸の底のような近寄りがたい瞳も、感情を露わにしたときの愛らしい丸い瞳も素晴らしく、そしてなにより寝起きの気怠い表情が絶品です。これだけご飯三杯はいけるほどエロイです。
そして最後にプレイがエロイ。直接的描写は少ないもののおっさんの変態チックなプレイを許容してくれる懐の広さに感動。気を許した男に示すその態度はやけにリアリティがあって本当にエロイ。できればキャプチャして紹介したいところですが、漫画のスキャンが不慣れなので割愛致します。と言うよりもコレはモニタではなく、実際に手に取って観た方が感慨深いです。興味のある方はぜひ購読して堪能して頂きたい。

無論エロイだけではなく内容もすばらしい。
本作品は単純な歳の差がテーマの恋愛話ではなく、結婚、そして女の幸せとはなんぞやというのがテーマになります。つぐみさんは誰よりも運命を信じ、「幸せ」になりたいと夢見る少女でした。しかし現実においてそれを強く念じるあまり捻れてしまい、結果的に最も幸せから縁遠いところいました。が、おっさんと出会った事により本当の幸せに気付かされます。それは皮肉にも「幸せ」という概念に縛られないこと。タイトルの『娚』は(おとこ)とキャプションされていますが、本来の読みは(めおと)になります。幸せになりたいから恋愛していたつぐみさんは、おっさんと自然体で暮らす事でようやく安寧を得ます。それがすなわち幸せだと気付くのでした。基本的にはモノローグなどで素直な心境を吐くため、女性心理について男性にも分かり易く、つぐみさんを純粋に応援したくなります。エピソードも豊富で、少女的な気質、大人の風格、母性的な一面と色々なつぐみさんの良さを堪能できます。

読後感もさわやかで、男性でも楽しめる「娚の一生」これからも少女コミックスコーナに出没しなければと思う良作でした。

同じ作者で購読したのは以下の2作品。まったく毛色の違う2作ですが、それぞれ興味深い。完結したらまた紹介したいと思います。

メガネの篠原晶が腐女子かわいい。「恋と軍艦」

恋と軍艦(1) (講談社コミックスなかよし)

恋と軍艦(1) (講談社コミックスなかよし)

  • 作者: 西 炯子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/08/05
  • メディア: コミック



主人公岩谷ヨリが老眼鏡カワイイ。「姉の結婚」

姉の結婚 1 (フラワーコミックス)

姉の結婚 1 (フラワーコミックス)

  • 作者: 西 炯子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: コミック


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